痤瘡（アクネ）皮膚モデル

痤瘡（アクネ）皮膚モデル(3D)の概要

モデル名	RHE-CA: Reconstructed Human Epidermis (RHE) topically colonized by Cutibacterium acnes
応用	アクネ菌（C. acnes）のヒト表皮への定着に対する被験物質の影響を評価
培養法	3D培養
組織・細胞種類	健常人由来の初代ケラチノサイトから作製した再構築表皮（RHE）と、アクネ菌（C. acnes）の共培養
刺激	アクネ菌（C. acnes, phylotype IA1）
疾患との関連性	アクネ菌のヒト表皮への定着を再現 RHEにおける約30種類の遺伝子（炎症、自然免疫及び皮膚バリア機能関連）のｍRNA発現が変動 RHEからIL-8及びヒトβ-デフェンシン-2（Human Beta-Defensin 2、HBD2）の分泌が増加
標準エンドポイント	組織形態分析（H&E 染色） アクネ菌の接着と増殖（コロニー形成単位（CFU）計数法） IL-8及びHBD2タンパク質の分泌（ELISA） 各遺伝子のmRNA発現解析(RT-qPCR) TLDA mRNA発現パネル（StratiCELL社 独自のアレイまたはカスタムアレイ)
陽性コントロール	あり
モデルの提供方法	受託試験サービス
カタログ（英語）	開く

 

サンプルデータ

A：アクネ菌が定着したヒト再構築表皮（RHE-CA）のH&E染色。青い矢印がアクネ菌の位置を示します。B：RHE-CAにおいては、約30種類の遺伝子（炎症、自然免疫及び皮膚バリア機能関連）のmRNA発現が変動しています（RT-qPCR測定法）。C：RHE-CAから培地へのIL-8及びヒトβ-デフェンシン-2（HBD2）の分泌（ELISA法測定）。両方のタンパク質はコントロールRHEに比較して、RHE-CAからの分泌が増加しています。