Epiontis ID 免疫モニタリング

免疫モニタリングを目的としたEpiontis ID技術は、独自のエピジェネティック・マーカーに基づいたアッセイテクノロジーです。臨床的な血液や組織サンプル中の免疫細胞の定量に使用されており、従来のフローサイトメトリー解析等に比較して様々なメリットがあります。受託研究サービスとして提供しています。

フローサイトメトリーとの相関性

  • 新鮮なサンプルは不要。凍結全血や凍結組織、FFPE標本での実施が可能
  • 微量検体で定量ができます。例:血液300μLより16種、75μLより4種の細胞が定量可能
  • 免疫モニタリングの測定法として確立されており、多くの製薬企業が利用している。既に100以上の臨床試験から約68,000検体の測定実績
  • 測定値は、フローサイトメトリーとの相関性が高い
  • 異なる臨床試験からの検体でも有意義な比較が可能
  • 特異性が高く、目的細胞のセルカウント情報も得られる。
  • ISO 17025認定施設にてICH-GCP適合の測定試験

フローサイトメトリーとの相関性

測定可能な検体  
血液関係 組織
全血 新鮮な組織
PBMC 凍結組織
その他の単離細胞 パラフィン包埋(FFPE)組織
乾燥血液スポット(DBS) 鼻腔/口腔咽頭スワブ検体
血清作製時からの血餅 RNAlaterで保存した組織
検体量と定量可能な細胞種類数
検体種類 量(例) 細胞種類数
全血 300μL 16
全血 75μL 4
新鮮/凍結組織 1mg 4
PBMC 0.5 x 106 4
FFPE切片 1枚 4

検体の処理と保管

血液検体の処理は、-20°Cで凍結するだけです。エピジェネティック・マーカーの安定性は高いため、基本的には-20°Cで保管された検体は、Epiontis ID技術による解析期限がありません。全血は、どの抗凝血剤でも使用可能です。