シングルセル解析:
CyTOF®マスサイトメトリー

CyTOF®は、全血、PBMC(末梢血単核細胞)、骨髄などの細胞懸濁液中の1細胞あたり最大50種類のタンパク質を同時に定量可能です。 現在150以上の臨床試験で使用されているCyTOF®解析は、薬物の生物学的効果に関する深い考察を可能にし、バイオマーカー探索、患者の層別化、治療評価などの分野で多くの用途があります。

  • 多数のパラメーターを用いたCyTOF解析のパイオニアであるSironaDx社が、CLIAレベルのサービスを提供
  • 1細胞あたり最大50個の細胞外または細胞内タンパク質を同時に定量(糖鎖や脂質の標的も検出可能)
  • 全血、PBMC、骨髄、滑液、単離細胞、解離組織などの細胞懸濁液の解析に使用可能
  • 2018年以降、臨床試験を含め、お客様の研究プログラムを支援するためにCyTOF試験を実施
  • インフォマティクス解析を含む強力な技術サポート
tSNE Analysis 1
tSNE Analysis 2

 

末梢血単核細胞(PBMC)の解析:健常人8名由来のPBMCの一部をBCR / FcR-XLで刺激して、8つの非刺激サンプルならびに8つの刺激サンプルを調製しました。 これら16種のPBMCサンプルを、細胞系譜とリン酸化機能マーカーを含む24種類の抗体パネルを使用してCyTOF®により解析しました。

A:解析された24種類の標的分子リスト。

B:各サンプルからランダムに選択された2,000個の細胞を用い細胞系譜マーカーの発現に基づいて、tSNE分析を行ったところ、20種類の異なる細胞集団が同定されました。

C:8人の全てのドナーにおいて、刺激されたPBMCと刺激されていないPBMCの間で発現に有意差をもつ各細胞種における機能マーカー。 このデータから、CyTOFにより豊富なデータセットが取得でき、生物学的な意味付けを考察できるとわかります。

CyTOF Sample Data

340を超えるタンパク質に対する既存のCyTOF用抗体が利用可能です。これらの抗体とパネルは、CyTOFへの特異性と互換性について検証されています。 個々の抗体は任意の組み合わせで選択できます。カスタムでCyTOF用抗体及びパネルを作製することも可能です。詳しくはお問い合わせください。